青春アドベンチャー評論

NHK-FMラジオで放送中のラジオドラマ番組 青春アドベンチャーの作品レビュー。リンクフリーです。

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■フランケンシュタイン

放送:2013年11月11日(月)~11月22日(金)
作品紹介:
北極探検船を指揮するウォルトンは、氷海を漂流しているヴィクターを救助する。科学的探求心に取り憑かれ、作り上げてしまった怪物を始末するため追っているという彼。自らが生み出してしまった悲劇を語りだす…。「最初のSF」とも言われる古典作品。


物語冒頭のナレーションで、フランケンシュタインの名称についての説明が入る。意外な真実である。フランケンシュタインと言えば、知能が低く、言葉もまともに話せいない。力だけの作られた悲しいモンスターといったイメージだが、このフランケンの原点ともいえるこの物語の彼は少し違っている。古典作品ではあるが、新しいフランケンに出会った気分である。

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■しゃべれどもしゃべれども

放送:2000年1月10日(月)~1月28日(金)
作品紹介:
26歳の今昔亭三つ葉(こんじゃくてい みつば)は、落語家として今一歩自分の殻から抜け出せず伸び悩む日々を送っていた。そんな彼が、素人相手の落語教室を開く事に。そこに集まった生徒は、幼馴染のテニスコーチ、関西弁の少年、元劇団員の美人、元プロ野球選手といった一癖も二癖も面々だった。


まずは、物語を通じて落語の文化に触れられること。これだけでも一聞の価値があろう。(ちょっと前にも書いた気がするが…)物語とは別に各回の最後に落語についてのミニ紹介コーナーもあり、落語入門にはうってつけである。
それぞれに悩みや問題を抱えた4人の生徒たちに悪戦苦闘しながら、落語を教えるうちに自分自身の落語に対峙していく三つ葉。彼を含め5人の物語を十分に楽しめる作品。林家一門の落語家達が落語家としてキャスティングされている点でも必聞の作品と言えるであろう。

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■雨にもまけず粗茶一服

放送:2016年9月19日(月)~9月23日(金) 午後10時45分~午後11時(1-5回)
2016年9月26日(月)~9月30日(金) 午後10時45分~午後11時(6-10回)
作品紹介:
19歳の友衛遊馬(あすま)は、茶道・坂東巴流の跡取り息子。子供の頃より、お茶の手前を仕込まれていたが、その堅苦しい生活に反発し、家を出る。なんの因果か巴流宗家のある京都へ行くことになる。そこで出会う人達との交流を通じ、彼の茶の湯への考え方に変化があらわれ始める…。


まずは、物語を通じて茶の湯の文化に触れられること。これだけでも一聞の価値があろう。遊馬の青年らしい心の葛藤や疑問が十分に理解できるし、それに対する答えも物語の中できっちり準備さてれいる。京都の茶道に携わる人々もとても魅力的に描かれている。若者が自分の生きる道を切り開いていくという青春アドベンチャーらしい作品である。

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■きりしたん 算用記

放送:2017年5月8日(月)~5月12日(金)
作品紹介:
大坂夏の陣で、親を失い孤児となった小菊は、北野天神でルチアと出会う。「きりしたん」のルチアを通じ、小菊は欧州の最先端の学問に出会う。日本にはない文化に惹かれていく小菊。しかし世は、幕府による「きりしたん」弾圧が強化されていった時代であった…。


当時行われていた幕府のキリシタンへの弾圧、世間からの偏見。そんな中で命を懸けてでも信仰を守るキリシタン達の姿が描かれる。学問においてもすぐれた西洋の計算法を広めたのもキリシタン達であったという事である。信仰の為に死を選ぶ行為は、私には理解しがたい。そんな私であるからこそ、物語随所に出て来るキリスト賛美的表現に関しては、「…」といった感じである。

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■エド魔女奇譚

放送:2016年9月5日(月)~9月16日(金)
作品紹介:
ヨーロッパの魔女狩りから逃れた魔女が江戸にいた。そして魔女の力を使い幕政に介入しようとしていた…。ちょうどその頃、長崎から江戸の町へと出てきた少女・紅丸は、尾張徳川家の末弟・松平通春の家臣、星野藤馬と出会う。そして、彼らと魔女との闘いが幕を開ける…。


江戸の世に魔女とはなかなか面白い組合せである。魔女っ子ぽい紅丸と本当の魔女との対峙、徳川家の吉宗と通春との対峙、紅丸と藤馬の恋と見どころも盛り沢山。含みを持たせるラストもなかなかよい。
徳川御三家の若様である吉宗と通春の考え方の違いが明確であり、「尾張春風伝」をもう一度聞きたくなった。

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