青春アドベンチャー評論

NHK-FMラジオで放送中のラジオドラマ番組 青春アドベンチャーの作品レビュー。リンクフリーです。

悲しみの時計少女

放送:2007年9月17日~9月28日
作品紹介:時計中毒患者である私は、別れた「彼」と喫茶店で待ち合わせをした。しかし、そこに現れた「彼」は私の知らない男だった。さらに「彼」がつれてきた新しい彼女は、時計の顔をした「時計少女」だった。鎌倉の「時計屋敷」に住んでいるという「時計少女」。時計中毒患者である私は「時計屋敷」に強く魅かれ、二人につれられて時計屋敷を訪ねることに・・・

冒頭に語られる"時計中毒患者"という意味が分かるようで意味不明な表現や喫茶店での見知らぬ「彼」「時計少女」とのやりとりで、ぐいっと心を掴まれてしまった。ハト時計の森・草原の一軒家・街の時計店とミステリアスな世界へとぐいぐい引き込まれてしまう。各エピソードの根底には、恐怖・狂気が見え隠れしている。その正体は、一体何なのか・・・そして、遂に辿り着いた時計屋敷で狂気は頂点に達する。そして、語られる衝撃の真実。何度でも聞きたい、すばらしい作品である。




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