青春アドベンチャー評論

NHK-FMラジオで放送中のラジオドラマ番組 青春アドベンチャーの作品レビュー。リンクフリーです。

鏡の偽乙女~薄紅雪華紋様~

放送:2011年6月20日~7月1日(金)
作品紹介:時は、大正時代。画家を目指す槇島風波(ふうわ)は、優れた絵の才能と美的センスを持つ、穂村江雪華(せっか)と出会う。彼との出会いが、風波(ふうあ)を異世界へと誘う。この世に未練を残し死んだもの「未練者(みれいじゃ)」を成仏させようと奔走する二人は、ついに未練者を生み出す元凶と対峙することに…


京極夏彦的世界観を彷彿とさせる趣きのある舞台でストーリーは、展開していく。ストーリーテイラーとしての主人公は、どこか家守奇譚の綿貫(わたぬき)を連想させる。「女性になりたかった男」「愛しい妻と娘を残し命を失った行商人」「江戸時代からの因縁を持った2人の元新選組隊士」「恋心を内に秘めたまま逝った女手品師」とバラエテ豊かな登場人物とストーリー。そして、次第に姿をみせる黒幕(コレクター)。非常に興味深く、最後まで飽きさせないつくり。コレクターとの戦いの続きが気になる作品である。

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