青春アドベンチャー評論

NHK-FMラジオで放送中のラジオドラマ番組 青春アドベンチャーの作品レビュー。リンクフリーです。

■1492年のマリア

放送:2016年6月27日(月)~7月8日(金)
作品紹介:
舞台はスペイン、時は大航海時代。ユダヤ系の若き船乗りアロンソは、コロンブスと再開し、「未開」の地での布教活動に熱い志を抱く。しかし、時代はユダヤ人に対する風当たりが厳しくなり始めていた…。彼の最愛の女性マリアもまた、その激動の時代に翻弄されて行く。


大航海時代、大海原をゆく船乗りや海賊達の冒険を描いた爽快な作品は青春アドベンチャーの中でも多々あったが、この物語は、それらとは方向が違う。ユダヤ系にとっては、不合理な時代背景の中、翻弄される青年とその愛する彼女。悲劇度が高いが、ラストでの後日談が、ほんの少しだけ心を和らげてくれる。悲哀感たっぷりの悲しい物語。

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