青春アドベンチャー評論

NHK-FMラジオで放送中のラジオドラマ番組 青春アドベンチャーの作品レビュー。リンクフリーです。

オーデュボンの祈り

放送:2007年4月30日~5月11日
作品紹介:荻島(おぎしま)という島に辿り着いた伊藤は、そこで未来を予言する案山子(かかし)と出会う。奇妙な人々(動物)が住むその島は、江戸時代以来、鎖国状態にあり、外界とは隔絶されていた。そんな島で事件が起きる。この島で守り神として尊敬されていた未来を予言できるはずの案山子が殺されたのだ…。

島での荒唐無稽な登場人物や出来事と平行して描かれる島の外での出来事。ファンタジーとリアルが絶妙にからみあいながら話は進む。不思議と2つの世界は成立している。最大の疑問点「案山子は自分の死を予言していたのか」この疑問に引っ張られ、そして、島の人々の様々な行動がパズルのピースのようにはまっていくシークエンスは、爽快である。一風変わったファンタジックミステリーであるが十分楽しめる作品である。




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